呼吸循環管理用救急資器材
パラメディック119〜すべては救命のために〜
LM(ラリンゲアルマスク)
ラリンゲアルマスク、よくLMと略して呼びます。大きさも成人から子供まで対応できるように1号、2号、2.5号、3号、4号とあります。救命士が行える特定3行為のひとつ、器具を用いた気道確保にもちいる器具です。
ラリンゲアルマスクはチューブの先端に卵型扁平なマスクを取り付けたもので、マスク周辺部にカフがついており、これを喉頭部分まで挿入したのち膨らませます。これにより食堂への空気の通り道を塞ぎ気道確保するものです。
禁忌
嘔吐・異内容物逆流のある傷病者、またその危険性のある傷病者
ラリンゲアルマスクサイズ表
| マスクサイズ |
適応範囲 |
最大空気注入量 |
| 1 |
新生児〜体重6.5kg |
2〜4ml |
| 2 |
6.5kg〜20kg |
10ml |
| 2.5 |
20〜30kg |
15ml |
| 3 |
30kg〜小柄な成人 |
20ml |
| 4 |
一般の成人 |
30ml |
| 5 |
大柄な人(概ね80kg以上) |
40ml |
喉頭鏡
咽頭部、喉頭部への嘔吐物や異物の吸引、除去の際に、また喉頭展開し器具を用いた気道の確保(LM、WBチューブ、気管内挿管)の際に用いる。
ユニバーサルハンドルとブレードで構成され、ブレードには曲型、直型の2種類、またその大きさも傷病者の体に合わせて様々なサイズがある。
合併症
歯牙損傷
舌根部圧迫による心臓促進反射(血圧上昇、頻脈)または迷走神経反射(血圧低下、除脈)
バックマスク(アンビューマスク)
バックとマスクからなる(そのまんま)。マスクにはそれぞれ成人用、小児用、新生児用など各種サイズがあり傷病者の顔面にもっとも密着するものを選ぶ。
実施者は傷病者の頭部側で右手でバックを左手でマスクを傷病者の顔面に密着、及び頭部後屈を維持し気道確保する。マウストゥマウスでの人工呼吸の場合、人の排気の酸素濃度は19%程となるがバックマスクは空気をそのまま肺に送り込むため21%ほどの酸素濃度を確保できる。
またバックマスクにはアキュームレーターを接続し酸素接続口に酸素ホースを接続、100%までの酸素濃度での人工呼吸を行うことができる。
自動引き金式人工呼吸器
傷病者の人工呼吸補助呼吸に用いる。簡単にいうと酸素ボンベと直結しておりバックマスクのようにバックを揉むことなく、バルブを押す又は引き金を引けば100%の高濃度酸素がじゃんじゃん出てくる。
救急隊員にはデマンド(バルブ)と呼ばれ持ち運び可能な小型酸素ボンベを積載している。この酸素ボンベは自動引き金式人工呼吸器のためだけではなく、高濃度マスク、ベンチュリーマスクなどをもちいた酸素吸入の際にも用いる。小型であるためすぐになくなってしまうので救急車内に収容した際には車内の流量計付き酸素吸入器にすぐに切り替える。
酸素ボンベのバルブは急激に開放しない。一気に開放すると異膨満の危険性がある。バルブまたは引き金は静かに操作する。
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