救急救命士の現実 パラメディック119〜すべては救命のために〜
パラメディック119救急車の資機材固定用資機材 Last up 2007.2.10
バックボード ヘッドイモビライザー スクープストレッチャー ネックカラー マジックギブス シーネ

固定用資器材

パラメディック119〜すべては救命のために〜

バックボード

バックボードとイモビライザー
▲バックボードとヘッドイモビライザー

 交通外傷などで活躍するバックボードです。全脊柱固定資機材です。傷病者をこのボードに仰臥位にしベルトで完全に一本丸太のように固定します。メーカー、機種によりますが、浮力があるため水難救助活動にも使用できます。でき水事案では高所からの飛び込みが考えられるため、このバックボードへの固定が欠かせません。またレントゲンの透過性があるので病院に搬送後、そのままレントゲン検査に迎えるメリットもあります。外傷現場などでは血液で汚れることも多いのですがバックボードは水洗いで簡単に綺麗になり便利です。バックボードはそのまま搬送用資機材として活用することもできます。

ヘッドイモビライザー

 バックボードとネックカラーといっしょに使います。バックボードの頭部側に傷病者の頭部を挟む込むように着いた板です。この板で傷病者の頭部を挟む込みさらにベルトでバックボードに固定します。

ネックカラー

 頚椎カラー、ネックロック、フィラデルフィアなどとも呼ばれます。鞭打ちになった方がよく首に巻きつけているあれです。傷病者の頭部に巻きつけ簡易的に固定する資機材です。

スクープストレッチャー

スクープストレッチャー
▲スクープストレッチャー

 写真では少し分かりずらいかと思いますが、左右2枚に分かれるボードです。仰臥位にした傷病者を両サイドから挟み込み救い上げて全脊柱固定する資機材です。収容の際、傷病者への動揺が少なく全身固定には優れた資機材です。

 デメリットとして、バックボードと違いスクープストレッチャーは接続部がありこのまま搬送用資機材として使用するのは危険です。あくまで固定専用資機材です。また血液などで汚れた際に接続部などに染み込んだ血液がなかなか落とせず救急隊泣かせな部分があります。

マジックギブス(引圧式ギブス)

 腰痛を訴える傷病者搬送の際に主に用いる資機材です。傷病者の腰部に巻きつけるような形で装着しギブス内のエアを抜きます。傷病者の腰部でがっちりと固くなり固定できるという資機材です。装着と準備に時間がかかるため、ぎっくり腰など緊急性はなく、搬送に際して激痛を訴える場合など、少し時間をかけてでも傷病者への負担を軽減したい場合に使うことが多いです。

シーネ

 四肢固定資機材として使用されるのがシーネです。変形可能な板状で四肢の骨折、脱臼などに適応します。三角巾や包帯で固定します。

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